移動中
今年は弊サークル結成25周年にあたり弊サークル出身のナベさんのお店でダイビングをしようと、4月に大々的に石垣島ツアーを企画しておりました。
ところが、昨年末に発生した新型コロナウィルスにより、4月に近づくにつれて、一人また一人と参加辞退となり、開催5日前には最終的にもともと違うところの予定でしたが、かつ私ととらさんの二人のみとなったため、ツアーを断念いたしました。
そのあと、すぐに緊急事態宣言が発令され、石垣島でも感染者が報告されたこともあり、その時に中止にしたことは正解だったと思います。
それでエアをピーチで予約したんでキャンセルした料金から手数料を差し引いて6か月有効なピーチポイントに取得しました。
7月からGoToトラベルキャンペーンも始まり、石垣島にも行けそうなのと9月になり、そろそろピーチポイントの有効期限が迫ってきたのでそれを使おうと思い、ナビィダイビング石垣島さんのWEBサイトで予約状況を確認。
まだ予約の入っていない、日程でピーチの価格の安い日にちを検索。
週末をかまさず平日のダイビングで考え、11/12-14の日程で航空券を予約。
宿泊先もGoToトラベルキャンペーンで5,000円以上も安く獲れました。
あとナビィダイビング石垣島のWEBフォームより予約しました。
早速、ナベさんから連絡があり、「誰かいっしょに来れれないのですか?」
一人で行くつもりだったのですが、メンバー掲示板でご一緒される方を募集しました。
有難いことに、むーさんとさゆりさんが企画に乗っかってくださいました。
あとは出発を待つのみ。

ナンヨウハギ
あと肝心なのが、石垣に行ったらひとし。
しかしなかなか電話が通じず、やっとつながったと思ったら、12日20:30~しか取れませんでした。
行けないよりはマシだと納得。
そして週間天気予報で沖縄地方の天気をチェック。
那覇を見ていて安心していましたが、八重山地方の天気を見て愕然。
雨マークやし、そのうえ風14m、波4mって。
アチャチャチャチャ。
それまでログでマンタが見れていただけにダイビングスポットが限られるのでマンタはお預け。
まぁ行けるだけマシかと諦めも肝心。
前日、ナベさんから連絡があって、安全のため大きなボートに乗り合いになることになるそうです。
それと私たちのためにボートが一度港に戻ってきてくれるそうでお昼ご飯食べてる余裕がないので先に食べておくか、コンビニに寄って調達するように、とのこと。
メンバー掲示板にその旨報告しました。
始発の電車で出かけるので23時には就寝。

安全停止中
当日の朝、駅に向かう途中、ハタっと気づきました。
ここのところJALばかり乗っていたのでJALカードでチェックインしていましたが、今回ピーチだったので予約票を印刷するのを忘れていました。
スマホのGmailの受信ボックスを確認。
メールがあったぁ、メール転送しといてよかったぁ。
これで安心して行けます。
路線検索していたよりも1本早い電車に乗れたので早めに関空に到着。
第2ターミナルに向かい、チェックインして保安検査場も通過。
むーさんも合流してあとはさゆりさんだけと思っていましたが、全く会えずに搭乗時間に。
仕方なく飛行機にとって石垣へ。
到着前に海を見るとけっこう白波が立っていました。
到着後、預け入れ荷物を受け取り場でようやくさゆりさんと合流。
私より前に保安検査場を通過して、奥の待合室に居たそうです。
なんとか出会えて良かったぁ。
そのあと荷物を受け取って、ナベさんに連絡。
車で迎えにきてくださったナベさんと5年ぶりの再会です。
バルブつき黒マスクとサングラスが様になっています。
港までの車中でコロナ禍での石垣の状況を教えてもらいました。
港に着くと、ダイビングに必要なものと車に載せて置くものを分ける作業とダイビング申込書に記入。
ボートに乗り込んんで着替えを済ませて器材をセッティングしてウェットを腰まで着たところで出港です。
一気に黒島のポイントに到着です。

ベニゴンベ
1本目「黒島 Fの根」
軽くブリーフィングを受けて器材を背負いエントリー。
いつも最後に入るパターンですが、いの一番です。
水面は流れていたので即潜降、ボートに下の根で待機です。
全員が潜降してナベさんがコッチコッチと手招きするので向かうとそこには、ウミガメ。
けっこう近づきましたが、微動だにせず休憩していました。
それからうねりで身体がゆら~りゆら~りされながらの移動です。
後ろを振り返ると別のウミガメが泳いでいたのですこしだけ追いかけましたが、皆と離れてはいけないので深追いはせず元に戻りました。
ぐるっと大きな根を周って安全停止をしてエキジット。
うねりを回避するためにハウスリーフ内のポイントへ移動。
温かいお茶を飲んで小休止。
水面休息時間が35分を過ぎたので用意を開始。

ツバメウオ
2本目「黒島 ツバメの根」
ツバメウオがこれだけ群れているのはココだけ、ということです。
先にエントリーをして砂地で待機。
全員が揃ったところで移動開始。
徐々に白みがかってきたところで、大きな根の壁沿いにツバメウオの群れ。
ツバメウオたちがほぼ同間隔を保ちながら浮遊していました。
近づいていくとある程度の距離を右往左往。
向きを切り返すたびにドバー―ーっと糞を放出。
煙幕ばりに漂って一気に透明度が悪くなっていきました。
その栄養が豊富なのか、その岩場にはウミウシがいっぱい。
ナベさんが全長1㎝ほどのミドリガイを見せてくれているときにさゆりさんが近寄ってきてコレコレと。
メインのセカンドではなくオクトパスをくわえているので、右手に持っているセカンドステージのホースの根元からエアー漏れ。
ホースが緩んでいるのかと締めこむもエアは止まらず。
水中では原因がわからないので、ナベさんに報告。
ナベさんがさゆりさんに寄り添って移動、私たちもそれに従い、ボートまで。
さゆりさんの残圧を確認しもって安全停止をさせて、エキジット。
私たちもそのあとにエキジット。
そのあと、さゆりさんのレギュを診てみると、ホースの接続部のOリングに毛羽。
これが原因かも?
タンクの圧を使ってエアを通すとキレイになったので再びセカンドステージをつけてみるとエア漏れも収まりました。
とりあえず、さゆりさんの落ち着いた対応のおかげで事故が起きなくて良かった。

アカシマシラヒゲエビ
タンクを外して、重器材とソフト器材を分けて保管。
ボートが港に戻る間にウェットを脱いで着替え。
ボートが波をパンパンと跳ねて走るので、手に持ったコップからなかなかお茶が飲めない。
コップに口を近づけていって、コップを噛んで飲もうとしてもお茶がゆらゆら揺れて飲めない。
だいぶと石垣港に近づいて波が落ち着いてきてようやく飲めました。
車でホテルまで送ってもらい、チェックイン。
まずはシャワーを浴びようかと思いましたが、そうココのホテルは大浴場があるので、着替えを持って大浴場へ。
まだ時間が早いので誰一人いてません。
身体を洗って、湯船につかって冷えた身体を温まりました。
いったん部屋に戻って財布を手にホテルの向かいにあるコンビニへ。
もちろん、ビールの買い出し──地ビール3本に缶ビール6本購入──です。
部屋に戻って夕飯まで時間があるので、スパムにぎりをアテに一杯目。
結局3本いただきました。
ひとしで
ピックアップんの時間前に1Fロビーに下りてウェルカムコーヒーをいただいていたら、ナベさんが到着。
車に乗せてもらい、別のホテルに宿泊されている、むーさんとさゆりさんを迎えに行って居酒屋ひとし本店へ。
店前には空席待ちのお客さんがゾロゾロ。
店員さんに名前を告げるとすぐに予約席に通してもらえました。
──ひとしはやっぱり事前予約しておくべきですね。
ココに来たら食べるべき、刺身盛り合わせ、石垣牛寿司、マグロ寿司、もずくの天ぷらなど注文してビールが来たところで「ツアーが開催できたことにカンパーイ。
ナベさんに石垣限定の泡盛も教えていただいて、美味しい料理とお酒で上々な気分。
ナベさんにホテルまで送ってもらって、もうそのまま就寝。

さゆりさん
二日目の朝、もう雨が降りっぱなし状態。
朝食を食べに1Fロビーに下りると行列。
入り口にはファミレスにありがちな順番取りの紙が備え付けてあって、名前を記入。
感染予防のため、入場制限です。
20分ほどして、ようやく名前が呼ばれて、先にアルコール塗布してからビュッフェ形式のためトングなどを直接触らないようにビニールの手袋の着用です。
指定された座席に食事中のカードを置いてから、料理を取りに。
野菜を小皿にとって、ドレッシングだと思って上にかけたら、ドロッとしてたのでよく見るとヨーグルトでした。
いまさらその上からドレッシングをかけるわけにもいかずそのままで食べたらやはり薄味──表示をよく確認してから、かけるべきですね。
食事を終えて、部屋に戻って海の準備を済ませて、早めに荷物を持ってロビーへ。
早めに下りたので、一息入れようとウェルカムコーヒーを入れて飲みだしたとたん、ナベさんが到着。
急いでコーヒーを飲み切って車に。
そのあと、むーさん、さゆりさんをピックアップして港へ。
今日も大きなボートで乗り合いのため、いくつかのショップさんと同船です。
まずは、ボートに置きっぱの器材を各自取りだしてセッティング。
今日も雨模様なので最初からウェットを着込んでおきます。
そうこうするうちに出港です。

移動中
1本目「大崎 タートルリーフ」
ポイントに到着して軽くブリーフィングの後、器材を背負ってエントリー。
ボートの真下の根で待機。
全員が揃ったところで移動開始です。
ニシキフウライウオ狙いで中層を移動。
途中、クロユリハゼに出会うも近づけず、ピンボケ。
そして岩場にいました、ニシキフウライウオ──ヤギのそばで浮遊。
そのすぐそばに朽ち果てたアンカーが落っこちていたので何の意味もなく持ち上げて岩場の上に置き直し。
昔に根がかりして諦めてそのまま捨てていったんだろうなぁと勝手に空想。
その近くにハダカハオコゼ(黒)も。
アオウミガメが近くを泳いでいたで寄らしてもらって撮影。
さすがに逃げていかれました。
それから少し浅場へ移動して、砂地へ。
ガーデンイールがニョロニョロと見られました。
ニシキフウライウオ
その近くでつぎは、カミソリウオ。
見た目は葉っぱ──私の目では絶対見つけられないだろうな。
じゅうぶんすぎるぐらいの移動距離の後、安全停止中にナベさんがウミヘビを捕まえて人差し指と中指に挟んでどうぞ。
なかなか真正面から見たことがないので、パシャ。
1本目から長めのダイビングとなりました。
エキジットして器材を降ろしてしばし休憩です。
熱いお茶がホント、温まるぅ。
ほんの少しボートを移動させてアンカリング。
そのあいだにタンク交換を済ませて、次のブリーフィングです。
前日はツバメウオ、今日はアカククリの根だそうです。
顔の違いをよく観察してください、とのことです。

コブシミ
2本目「大崎 アカククリの根」
ほかのグループよりもいち早く器材を背負い、エントリー。
全員集合して、アカククリ目指して移動。
いてました、アカククリ。
昨日のツバメウオほど居てないなと思ってたら、根の岩場に隠れていました。
岩場の中にも4,5尾ほどが群がっていました。
小さな根をぐるりと回ったところで、ナベさんがライトをかざしてココ。
覗くとウコンハネガイです。
細い隙間なのでなかなか見づらくライトを照射できず撮影はできませんした。
その近くには黄色のジョー。
人見知りらしく、顔をの一部を出してくれるだけでした。
順番にジョー君を撮影していたとき、ふと後ろを見ると今回、一緒のグループになった人がコッチコッチの合図。
行ってみると、ばかデカいコブシミ。
ホバリングしながら、大きく漏斗を開いたり閉じたりしながら呼吸(?)しています。
昔、TV番組『探偵ナイトスクープ』のコーナー「巨大コブシメでいか飯を作ったら何人前取れるのか?」のネタを思い出してしまいました。
──そのときは大きすぎて決して美味ではなかったというオチでした。
しばらく、その場で居てくれたので撮影会。
みんなで囲っていたので、嫌気がさしたのか私たちの周りを一周したのち、ついに逃げられてしまいました。
深場だったのでこのあとは、ボート下に戻って、安全停止をしてエキジット。
いったん、港へ戻って同船のお客さんの入れ替えと昼食です。
石垣で食べる、ざるそばも乙なもの。
底に沈んでいたわさびが効いて鼻にツーンときました。
小休止の後、出港です。

移動中
3本目「竹富南 フジブック」
石垣最後のダイビングです。
せっかくだからと、レアもの狙いです。
エントリーしてなんか寒いと思ったら、ビーニーをつけ忘れていました。
致し方なく、ガマンです。
全員集合してすぐ近くの根に。
スカシテンジクダイの群れが遠くからでも確認できます。
しばらくは遠巻きにそれを撮影。
そして、ウミシダにニシキフウライウオです。
近くにはちょこまか動くミナミハコフグygも。
岩場に隠れてなかなか撮れません。
そしてイロブダイyg──これも成魚とのギャップがありすぎ。
ゆっくり点々と砂地にテバスズメダイ散やフタスジリュウキュウスズメダイが群れるエダサンゴをして散策してメインスポットへ。
ナベさんから待てのサイン。
ゆっくり匍匐前進さながらに行くといました、ギンガハゼ。
よーく凝らすと、近くにペアのやら、子供も。
そのわきをニシキテッポウエビが楚々くらと砂運び中。
このあとボートに戻りがてらもスカシテンジクダイやテバスズメダイを堪能してエキジット。
海況の影響で大物は見れませんでしたが、石垣らしい海を堪能できました。

最後に記念撮影
器材をバラシて、メッシュバッグに。
軽く温水シャワーを浴びて着がえ。
帰港後、各自ホテルまでナベさんに器材ともども送ってもらいました。
2日間お世話になったお礼を言ってお別れ。
先にホテルの器材干し場で器材を水洗いして、ロッカー干し。
雨のうえ、強風なのでけっこう難儀でした。
部屋に戻って着替えを持って1Fの大浴場へ。
露天風呂もあるのですが、しっかり周囲を囲われているのですが、ピューピューと強風の音。
浴槽の湯が温めだったのと他のお客さんも入ってこられたので退散。
部屋に戻り、昨日買って残っているオリオンで部屋飲みです。
TVを見ながらタブレットPCでツアレポを執筆。
集合時間の20分前に折りたたみ傘を持ってお出かけ。
風がきつく横なぶりの雨で待ち合わせ場所に到着までに足元はビショビショ。
揃ったところで、夕飯へ。
むーさんが地域利用クーポン券を残されていたので、それの使えるお店へ。
行ってみると、店前で行列。
移動中
店員さんに聞いてみると、「50分待ちです。」
雨の中、待ってられないので他のお店を探索。
クーポンの使えないお店のほうがすぐに入れるかも?ということで界隈を歩くとありました。
19時まで飲み放題、というお店で私たち呑兵衛にとってはありがたし。
座敷に通されてまずはビール(金麦)を注文。
三人で今回ツアーが無事開催できたことと2日間のダイビングお疲れさまでした、を込めてカンパーイ!
料理も思いのほかボリューム満点でお腹いっぱい。
ビールも鱈腹飲みました。
このあと、土産もの巡りする予定でしたが、降りやまぬ雨に挫折。
明日のフライトの時間がいっしょのむーさんとはチェックアウト後、空港へ行くまでの間に土産もの巡りする約束をして各自ホテルに退散。
部屋に戻ると酔いもまわって即就寝。

公園
翌朝、まだ明けきれない中、朝食へ。
昨日の反省からサラダにきちんとドレッシングをかけることができました。
ブッフェ形式だとどうしても食べ過ぎました。
ロビーでウェルカムコーヒーを入れて部屋に戻ってスーツケースにパッキング。
そのあと、干していた器材も片付けてメッシュバッグに入れてフロントでゆうパックの着払いの手続きを済ませて、
もういつでもチェックアウトできる状態にしてから、お出かけです。
日本最南端の沖縄最古の木造建造物である、桃林寺へ。
もちろん、お目当ては御朱印です。
歩いているあいだに、陽が出てきて風も生暖かくなり、汗が滲むほどに。
お手に近づくにつれて観光客もチラホラ。
お寺のちょうど真向いには小さな公園があり立派なガジュマルの樹に昔の井戸の跡も。
参詣すると、お寺独特の落ち着いた雰囲気。
社務所に向かい、御朱印をいただきました。
八重山そばとスパムにぎり
ホテルに戻ったところでむーさんから電話。
ガーーーン、約束の時間を過ぎていました。
慌てて、チェックアウトしてむーさんの待つホテルへ。
合流したあと、バス停に向かい、スーツケースをロッカーに預けてバスの時間を確認して土産もの巡りへ。
まだ10時過ぎで人通りは少ないなか、お土産屋さん探訪です。
一通りまわったところで、お目当ての土産ものを買って、近くでソッフンの食べられるお店へ。
散策していなかったので今回が初ソッフン。
もちろん、雪塩ソッフンです。
食べながら、バス停に戻って荷物を取り出したところで、乗る予定のバスが停留所へ。
無事乗り込み出発、次の停留所の離島ターミナルを出発したところで、車窓から離島ターミナルに向かう、さゆりさんを発見。
座っている側と反対の歩道だったのでお声掛けするのは止めました。
さゆりさんは夕方便の帰阪予定なのでそのあと竹富島にでも行かれたのでしょうか?
石垣最後の乾杯
空港に着くともうチェックインカウンターが開いていたので先にチェックインを済ませて、早めの昼食に。
フードコートもまだ空いていたので席を確保。
それから八重山そばとスパムにぎりでお腹いっぱいに。
先に搭乗口に行っておこうと保安検査場に行くと長蛇の行列。
早めに着といてよかったぁ。
無事、搭乗口までに30分前に入れました。
そうなると、アレですよ。
売店で石垣の地ビールを買ってむーさんと石垣最後のカンパーイ。
そして何事もなく関空まで帰ってこれました。
むーさんとは第一ターミナルでお別れをして帰宅。
コロナ禍での石垣島ツアーでしたが、25周年記念として開催できませんでしたが、無事リベンジ出来ました。
今回もナビィダイビング石垣島のナベさんには大変お世話になりました。
またリベンジに乗っかっていただいた、むーさん、さゆりさん、ありがとうございました。
次回は、4月に開催できなかった大人数での開催ができる日が来た暁には、必ずツアー開催したいと思います。
宜しくお願いいたします。

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