かめいさんとシュリさん
私自身、1ヶ月ぶりのツアーです。
台風や荒天によりツアー中止を余儀なくされて、ようやくです。
予約の際、伺ったところ、台風やらうねりでニゴニゴだった内浦も抜けてきた、ということでした。
週末の度に荒れてますからねぇ。
この日に合わせて、日本の海の冷たさを実感された、かめいさんもドライを購入。
「この日にドライSPの講習お願いします。」と連絡いただき、「PIC用意しておきますね。」と軽々しく受けましたが、
PICぐらいPADIに注文したらすぐ到着するだろう、と高を括っていました。
ところが、──前日までに到着しませんでした(>_<)。
波浪予報では、和歌山方面はビミョーでしたが、内浦なので全く問題なし。
ピックアップの時間の連絡のついでに決行連絡を済ませました。
あとは、当日を待つのみ。
当日、前夜からの雨は降りやまず、シトシト。
真っ暗な中、お二人をピックアップをして出発。
和歌山に入るころにやっと白んできました。
雨はやみましたが、山間部には薄っすらと霧が出ていて幻想的な風景です。
京奈和道の橋脚が霧で隠れるほど。
高速を下りて、道の駅でトイレ休憩するつもりでしたが、目の前のタンクローリー車を抜くために、道を変えてそのままDSまで。
ジャイアントエントリー
DSに到着すると、やたら賑やか。
もうダイバーを港に下すために送迎車が行き来しています。
荷物を降ろして、先に器材の準備。
初ドライのかめいさんには、インナーに何を着るか聞いてウエイトを手渡し、器材にセット。
ドライはテラスに懸けておいて、休憩室へ。
今日は休憩室も満タン。
私たちのテーブルを発見して荷物を降ろしました。
先にお二人ともこのDSが初めてなので施設案内──内浦のジオラマは精巧に出来ているので皆写真を撮ってました。
それから、朝食タイム。
窓際で朝陽が差し込みポカポカです。
まだ半分以上の席が空席なのでこれからドンドンとお客さんが来られるのが予想されるので早めに準備していくことにしました。
ドライSPのかめいさんに軽くレクチャーもおこないました。
着替えをして、ドライを着だす頃には、何台もの車が到着して、ゾロゾロとお客さんが降りてきました。
ドライを腰の位置まで着て用意。
すると、かめいさんと私が兄弟に──同じショップで作ったので新旧でブーツの形状が違うとか、手首のシール部分がサーモリペルになっているとか の差はあるものの同じデザイン。
準備が整ったので、港まで車で送ってもらいました。
かめいさんとシュリさん
並べてあるタンクを取り出して、セッティング。
残圧チェックして、問題ないか確認、タ ンクのバルブの開閉だけはも一度チェック。
それから、エントリー口まで行ってブリーフィング。
ドライスーツを着てファスナーを閉めあって、お先に初ドライのかめいさんの凛々しき姿にパシャッ、「 よっ、男前」。
器材を担いで、いよいよエントリーです。
満潮に近いようで、階段の一番下スレスレに水面。
私からエントリーして順番に。
問題なく集合したところで、潜降開始です。
「潜降オッケー、位置の確認、時間のチェック」
ブッシュ―。
自由潜降も問題なく優秀です。
入ったとたんにアジの群れに遭遇。
あとで見れるんでそのままやり過ごして、さらに水深を下げていきます。
ゴロタからさらに砂地へ。
ガイドロープに平行して移動開始。
砂地には、穴倉にダテハゼ、水中をハナハゼが様子うかがいしています。
貝殻にちょこんと動く影が見えたのでライトを照らすと、ミジン君。
日高と違い、恥ずかしがり屋で出てこなくなりました。
それから、トゲカナガシラのハレムなのか、3尾ほど近くで見かけました。
胸鰭を広げると濃紺の半円がキレイ。
一尾、誰かに齧られたのか、一部欠けていました。
空き瓶を見つけて覗いてみると、ミジンではなくオオモンハタでした。
かめいさんとシュリさん
ミジンよりもひとまわり大きいけもののやはり小さい。
砂泥に近くなってきたところで、嘴がとびていました。
ダイナンウミヘビにライトを当てると、ゆーっくりと砂の中に隠れていきました。
近くでアラート音が聞こえたので、ダイコンを確認、NDLが5分になっていたのでここからゆっくり泳ぎながら浅場へ。
消波ブロックが薄っすら見え出すころには、アジの群れに遭遇。
見上げれば、陽の光に群れがシルエットになって良いカンジ。
テーブルサンゴのあたりにはクロホシイシモチの群れも。
ひときわ目のクリクリのムツの群れものんびり。
徐々に水深を上げながら移動していたので、エキジットポイントに来る頃には安全停止完了。
「ダイコン、OK?」に皆「OK!」
で、エキジットしました。
あがって器材をおろして、タンク交換。
新しいタンクをセットして残圧チェック。
バルブを閉めて、器材を端の方に寄せてまとめて置いておきます。
お迎えの車が来るまで風のないとこで待ちましょう、と移動するもドコも変わらず。
そうしてる間に車が来てくれました。
車に乗り込み、DSへ。
オキゴンベ
DSに戻ると、テラスはダイバーでごった返し──これからダイビングに向かわれる人たちです。
そこを抜けてシャワーへ。
濡れた素手が冷えていたので、シャワーはキモチいい~。
ドライを脱いで、早めにお昼ご飯。
港に皆向かったので休憩室は空っぽです。
私たち用に準備された弁当をいただきます。
風がキツいのもあって扉がカタカタ鳴ってます。
よけいに部屋内がポカポカ感が増します。
そろそろ、大量のダイバーが上がってくるころ。
なので、次のダイビングに向けて用意開始。
トイレを済ませて、ドライを腰まで着て。
上がってくる人が多いため、送迎車はピストンです。
ある程度、落ち着いたので港まで送ってもらいました。
人数の多いショップさんたちは、港側に陣取って器材の準備をされています。
人数の少ない私たちは、エントリー際に置いていた器材をずらして装着開始です。
まずは、タンクのバルブを開いて、ドライを着てファスナーを閉めて──私の年季の入ったドライファスナーは硬いのでかめいさんにお願いして閉めてもらいました。

気が付けば、シュリさん一人で器材を担いで背負われてるタフさ。
も一度、タンクバルブを確認して、GO DIVE!
かめいさんとシュリさん
ちょうど2時間ほどのインターバルが空いたので、2本目。
エントリーポイントに下りていくと、さきほどの満潮とは打って変わって、かなり引き潮。
50㎝ほど下がったんじゃないかなぁ。
そのうえ、エントリー先の水面にはビニールやらコンビニ弁当の屑などがプッカプカ。
意を決してエントリー。
レギュを加えてるので口に入るわけではありませんが、なんか気持ち悪い。
海にゴミは捨てないようにしましょう。
全員が揃ったところで、潜降開始。
水底に着いてみるとやはり、大勢のダイバーが上がったあとだけに、透明度も↓。
なので、ガイドロープ沿いではなく、右手のブロック方面に向けて出発。
そちらもあまり良くないですね。
やたら、小ぶりのオオモンハタがウロチョロ。
あと普段、岩場で見かけるオキゴンべが砂地でちょこんと。
ブロックに行きましたが、目ぼしいものも見つからず残念。
2本目にして深場が長かったので早めに深度を上げていきました。
相変わらず、アジ、ムツ、カマスたちの群れ。
ときおり、それをねらってブリがアタック──透明度が良くなくシルエットで確認する程度でした。
かめいさんとシュリさん
水面近くは陽が入り、透明度も良く癒しの360°の光景です。
なるべく他のグループと交錯しないように移動しながら、右手の浅場へ。
するとアオリイカがいっぱい──水面反射の効果でさらににいっぱいいてるように見えます。   
しばらくアオリイカの遊泳を見とれてる間に安全停止も完了してました。
いちおうエキジット前に「ダイコン、OK?」
皆もちろんOKです。
エキジットすると、ちょうど送迎の車が来ていたので、器材をを片付けて乗せてもらいました。
DSに戻って器材を洗って水切り。
ドライ越しにシャワーを浴びて塩落とし。
着替えを済ませて、ログ付け。
また大勢の人たちが港に下りていって空いたところで器材をメッシュバッグに積めて車に積み込み、帰途へ。
途中、すさみの道の駅で岡山白桃アイスをいただいて、疲れもふっとぶ美味しさでした。
高速も追い越し車線よりも走行車線のほうが早く走れるほど、スイスイと帰ることができました。
これから、内浦のシーズンです。
3月いっぱいなので、行っときましょ!                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

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