クラック
梅雨真っ只中のツアーです。
火曜日から金曜日までずっと雨。
しかしながら、海の中はベビーブームの真っ最中、雨など気にしてられません。
3名の予定でしたが、お一人リががお仕事のため離脱。
久々にトライアル参加の方と私だけの参加となりました。
海況予報は前日は前線の影響で、無理でしたが、当日は行けそう。
前日、大阪では梅雨明けかと思わせる真夏日でしたが、田辺ではいつやむのか?というぐらいの大雨だったそうです。
前日の確認の電話DSで「明日ボートでるけど、雨で濁ってると思う。」
私「はい、お願いします。」
決行メールを送って、前日に放送されていたMステ「この曲のダンスが好き」ランキングのオムニバスCDの作成をしてからの就寝。
当日の朝、目覚まし時計より、5分早く起床。
今日は全く雨の心配がないのは、気がラクです。
ピックアップ場所まで行くも、予定時間より10分早く着く順調ぶり。
もちろん、高速道路も問題なく到着。
車から降りると、日差しが完全に夏モード、アッチ~。
さきに港で器材をセットして、車をまわして荷物を下ろし、港に駐車。
1時間余裕があるので、早い集合で眠たいのでトライアルの方「ちょっと寝ていいですか?」
どうぞどうぞ。
そのあいだにボートに器材を積み込み──ほぼ満載なので、私たち二人だけなので後ろの端に。
1便目から帰ってきた社長「良い潮入ってて透明度は良いが、水温21℃や。寒い。魚めちゃめちゃおるでぇ。」
その言葉を受けて、ラッシュの上からインナーを着てもらうことにしました。
そろそろ、時間になったので「用意始めますか。」
ウェットを着ると照り付ける太陽光線で蒸し風呂状態。
日陰を求めてボートへ。
ソラスズメ
1本目「クラック」
当初、ショウガセの予定でしたが、ポイントに着くとエキジットを終えた他のボートからの情報で「流れてる」ということでポイント変更。
アーチに行くも同様に流れていたため、再度変更し、こちらへ。
準備をして初のバックロールでエントリー──出発前に軽くレクチャー済でしたのでキレイに入水。
バッチリです。
水面が流れているようなので、ボートから出ているカレントラインに掴まってもらいました。
私は急いでエントリーしたため、ホースが絡まってたため、一度BCを脱いで器材脱着。
あわてるとロクなことないですね。

いっしょにアンカーラインまで泳いでいって、潜降サイン、OK?
ライン越しに下りていくにも前が詰まっていてどうしょうもないので、浮力コントロールしながらの自由潜降。
圧平衡がキッチリできているかどうか、随時チェックしながら。
根の上に到着し、移動開始。
まだ他のダイバーが誰一人下りてきていないので、ここはアーチに行くっきゃないでしょ。
人数が少ないときの特権。
アーチの手前で指さしてスレートに「アーチ」と書いて 横長く開いた縦穴にゆっくり下りていきます。
まだ誰も通ってないので透明度もまあまあ、差し込む光がいいカンジです。
泳ぎだすとすぐにゴンズイ玉。
それほど魚はいていませんが、長い回廊をゆっくり泳いでいきました。
アーチを抜けるとクリーリングステーションにコロダイたちがホンソメワケベラの順番待ちをしています。
イセエビ
そこから、根の上に上がって、南のドロップオフ側へ移動。
とちゅう、キンギョハナダイが乱舞しており、もう少し透明度が良ければキレかったのですが。
ドロップオフを垂直に下りていくときに他のグループと交錯。
迷子にならないように後ろを見ながら、移動。
壁の割れ目にライトをかざしていくも、これといって見つからず。
ベンケイハゼがライトに当てられ、そっぽを向いた程度でした。
しかたなく、根の上に戻って散策です。
すると、岩場にイソギンチャクにつくクマノミを見せようとしたところ、その近くで小さいながらもイセエビ発見。
奥がないのか、引っ込まずに威嚇してきました。
こんな海況にはソラスズメが映えます。
アンカー周りに他のグループも続々と帰ってきたので早目に安全停止。
水面近くにはキビナゴの群れが右往左往していました。
入るときにあった流れもなく、のんびりホバリングできました。
港に戻ってタンクを交換。
2本目はボートが空くようで、真ん中のタンク取付台に。
シャワーを浴びてウェットを脱いで、昼食です。
今回は和風とんかつ弁当が人気でした。
お茶も冷茶になっていてちょうど良いです。
休憩時間も終わり、2本目の準備です。
ウェットを着てみると、ありゃ、足元破れてるやん。
おろしたてなのに、ショック~。
どこかで引っ掛けたようでスキンは弱いなぁ、イントラにとってウェットは消耗品、諦めるしかない ──そう思いつつ、帰ったらボンド補修しなきゃなぁ。
マツバギンポ
2本目「南部出し」
定置ブイは先の船にとられているので、アンカリング。
準備をして今回はジャイアントエントリ―。
アンカーラインまで泳いで、潜降開始。
今回もアンカーラインが混みあっているので、浮力コントロールしながら、自由潜降。
圧平衡も問題なし。
根の周りはダイバーでいっぱいだったので、砂地へ。
ダテハゼのペアにニシキテッポウエビの共生を見ながら移動するも、カワハギやとトラギス程度。
かなり沖に出たものの、ウツボが2尾程度、それほど収穫なし。
根に戻ると、根の周りにはイサキ、タカベの小ぶりな群れ。
マツバギンポは穴から顔を出すのではなく、移動中だったのか、体全体見せてくれていました。
イシモチ類も下顎がしゃくれてきているので、もうまもなく抱卵がみれるのでは?
2本目は暑すぎてフードを被りませんでしたが、水温23℃でもう大丈夫。
あとは梅雨が終わって透明度が上がるだけです。
港に戻って、器材を洗って水気切り。
そのあと、温泉へ。
日曜日とあってか、お風呂も空いており、ゆっくり浸かれました。
温泉は、日差しがキツくて長居はできませんでしたが。
DSに戻って、ログ付けを済ませして器材を片付けて帰途へ。
トライアル参加の方、おつかれさまでした。

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