ステジイさん
2年ぶりの島根でございます。
昨年は台風の日本縦断により中止を余儀なくされました──サークル結成以前から欠かさず毎年島根詣でしておりましたが、22年目にして潰えてしまいました(>_<)。
そんなこともあり、先週末に台風15号、16号と二つもできたとなると今年も気が気でありません。
毎日台風情報を確認、今週末は太平洋側、沖縄ともほぼムリっぽい、日本海だけが潜れるような....。
あとは天気。
二日とも晴れ、ってわけにはいかず、初日はくもり時々雨、二日目くもり、と潜れないわけじゃないので善しとしよう。
2日前に出発時間を決めるため、21時に電話するもつながらず、22時回ってから電話すると野津さん「ゴメン、寝てた」
私「スミマセンm(_ _)m、お休み中に起こしてしまって。」
とりあえず、AM7時DS着、AM8時DS出発に。
ってことは、行程3時間半──ステジイさん、申し訳ございませんm(_ _)m。
ずっと雨模様ということもあり、器材はベランダに置きっぱ。
出発の前日に車に積み込むという慌ただしさ。
そういうときにまた要らんことが起きるんですよねぇ。
PCのセキュリティソフトを更新して再起動した瞬間、PCがブラックスクリーンに。
当初、HDDがとんだかと思いましたがHDDランプがついてるし、リセットボタンを押したりしながら「Windows」ボタンを押すと起動できました。
しかし、再起動するとまた同じ現象。
間違いなく、セキュリティソフトが原因。
しかし、時間が刻一刻と過ぎていく──23時半までネバりましたが、翌日の運転に差し支えるので仕方なく寝ることを優先──残念ながら私の中の絶対睡眠時間4時間は死守できなかったぁ。
スズメダイの群れ
AM2時半に起床、朝のルーティンを済ませるともうAM3時半。
泊まりツアーなので用意にかかってしまい5分ほど遅れて、ステジイさんを待たせてしまいました──スイマセンでしたm(_ _)m。
高速に乗ってすぐワッキーさんから「国道沿いで待っていますから」
──以前、待ち合わせ場所が国道沿いだったのを忘れてワッキーさんの家の近くをグルグル回って、30分待たせてしまったことがあり、念のため知らせてくださいました。──
ワッキーさんをピックアップ後島根へ向け出発。
すると宝塚越えたあたりから雨。
それもけっこう本降り。
蒜山あたりまで降っていましたが、やんで雲が垂れ込めたためせっかくの大山もめっきり見れず(*_*)。
DSに定刻通りに到着、朝ご飯を済ませ港に向かうまで小休止。
着替えを済ませて稲積港へ。
2年ぶりで曲がるところを間違えてUターンすること2回。
なんとか到着すると、野津さんと社長がお出迎え。
器材を降ろしてセッティングして車からカギを取ろうとドアを開けた瞬間、ピッシャ。
私の肩越しから扉の内側へ、鳥の糞。
ハトと違ってウミドリはデカいからそのぶん大量。
やられたぁ~。
車内清掃用のウェットタオルで拭くも1枚じゃ追いつかず、何枚も。
ファブリーズ積んどいて正解。
私の肩にもついていたので、野津さんに拭き取ってもらいました。
皆から「運(糞)ついたんで、海況良いんじゃない?」──他人事だと思って(>_<)。
ワッキーさん
1本目「稲積No.2」
2年前もこのポイントでハマチの群見れたトコです。
前日もハマチ、コブダイが見れたそうで期待大。
1本目は野津さんも同船してブリーフィングしてくださいました。
ポイントに着くと海の人が碧い。
黒潮は言い過ぎですが、沖縄の海にソックリ──糞効果か?
小舟のため、座る位置にも注意が必要です。
エキジットもBCを脱いで先に船に上げてもらい、それから上がるパターン。
準備のできた人からエントリー。
海に入ってみると抜けぬけ~~~。
水の色良すぎ、です。
あまりに抜けすぎて根がクッキリ。
そこにスズメダイ、アジたちが眼前に群まくり。
キモチウィ~。
ただ抜けすぎると大物が全く(*_*)。
クエ以外は水中空間にスズメダイ、アジの群ばかり。
この透明度の高い海を満喫するのみ。
水のキレイさを写真に収めておくっきゃない。
ステジイさんをモデルに何枚も撮りました。
上がってからのみんなにやけ顔になってました。
カワハギ
港に戻ってタンク交換。
それから1時間ほどの窒素抜き時間。
そのあいだに野津さんと2年ぶりに再会したんで、積もる話──それぞれ色々あるもんだぁ。
1本目の水面休息時間が45分を過ぎたので出港。
2本目「稲積No.3」
さきほど入ったポイントの西側。
さっきが良かっただけに期待も膨らみます。
準備のできた人からエントリー。
1本目ほどヌケヌケ感はないなぁ。
集合して移動開始。
まずはオーバーハングしてるところへ。
ところが何もいない。はたまた砂地のほうもイサキが通る程度。
2本目なのであまりムリせず根の上に。
根の上はスズメダイ、アジ、チャガラ、カマスの群。
根の隙間に
そして、サーモクラインが発生しているようでそこを通過するとみるみる透明度が落ちて10mほどに。
一気に世界が変わったような雰囲気。
そんなこともあり、早めに長めの安全停止してエキジット。
港に戻ると次にピストンで出港予定のご夫婦が待ってらっしゃいました。
器材を降ろして交代です。
かんぱーい
器材をバラして洗って水気切り。
そのあいだに大阪から持参のビールをワッキーさんは一気に──まだ午前11時半。
ステジイさんは昼からはビールを飲まないそうで辞退。
使ったタンクを水洗いしたあと、車に積み込んでみたら、器材乾かすのにココでいるよりお店で乾かした方が良いや、ってことで車に積み込んでDSへ。
DSに着くや器材を降ろして、器材乾かし。
2Fにあがってお昼は私たちだけなのでお弁当仕立て──それに刺身盛り合わせ、ハマチのアラ炊きと豪勢。
さきほど辞退したステジイさんも料理の前にして「ビール飲みます」
たらふく食ったあとは、皆牛となってその場で転寝。
お二人が寝てる間、ダイビングを終わって戻ってきた野津さんと四方山話──あっという間に16時半。
宿にチェックインするのに良い時間になりました。
私たちの明日のダイビング分のタンク6本の上にほぼ乾ききった器材を積み込んで民宿へ。
途中、コンビニに寄って湯上がり直後に飲むように冷えたビールを仕入れてチェックイン。
まずは旅の疲れを落としにお風呂へ。
ちょっと熱めの湯船は早々に退散して、誰も居ぬベランダに出てお目当てのビール。
一足先に味わうビール美味し──喉を潤う炭酸は格別です。
そのあとワッキーさんもコンビニで仕入れたハイボールをプッシュ。
夕飯まで禁酒宣言していたステジイさんも私たちの飲みっぷりについつい。
ステジイさん
夕飯の時間です。
長テーブルにズラリと並ぶ料理。
民宿のおばちゃんより「召し上がってください」
早速ビールを注文し、カンパーイ。
日本海の料理といえば、海の贅。
私はいつものごとく完食できませんでしたが、お昼が早かったこともあり、お二人とも完食──「カニの身をむくのがメンドーだから食べない」というステジイさんにはむいてあげてアシストしました。
これで完食者は、計4名となりました。
お腹がいっぱいになったら、何をするかそりゃもちろん、ご就寝──布団がひかれた瞬間、21時半には意識はありませんでした。
朝日
気がつけば、翌朝の午前5時半──それでも睡眠時間8時間以上──歯磨き、ひげ剃りしに洗面所へ。
トイレの小窓から臨む旭のあまりの清々しさに散歩。
空気が澄んでてキモチいい~。
しばし朝陽を眺めてボーっと。
日差しがキツくなってきたので民宿に退散。
その時間にもなると二人とも起きられました。
で、この時期といえば24時間テレビ──別に見るものないから、つけてるカンジです。
民宿らしい朝食をいただいてチェックアウト。
昨日と同じ港へ行くともう野津さんが準備されていて、私たちもタンク、器材を降ろして準備開始です。
今日は昨日の小さい船ではなく本格的な漁船です。
タンク、器材を船首のほうに運んでセッティング。
終わって休憩してるところに、DSのお客さんも到着。
2年ぶりにエイジくんと再会。
──もともと細かったけど、さらに痩せたような。──
エイジくんチームの用意も出来たので出港です。
根の上
1本目「稲積No.2」
今回もハマチ狙い。
ポイントに到着、船長がアンカリング。
アンカーラインが弛んでるので流れがないのが確認出来ます。
用意の出来た人からエントリー。
入ってみると、やっぱ昨日の衝撃的な抜けには到底....。
全員が揃ったところで移動開始。
大物が出そうな根の突端まで泳ぐもシーーーン。
少し待ってみたものの、出る気配さえしないので諦めて根の上に上がって戻り始めるとエイジくんチームと交錯。
「いってらっしゃ~い。」
私たちは根の中心部に戻って散策。
鬱蒼と生えたホンダワラを住処に小魚たちでいっぱい。
根の隙間に30cmほどのクエ。
恥ずかしがり屋か、すぐに隠れて尾っぽは見えるものの出てきません。
のんびり水槽のような水中世界を楽しみました。
港に戻って小休止。
野津さんと次のポイントをどこにするか、色々相談した結果、窒素抜きにはちょうど良い水深の「岬下」に決定。
いよいよ島根最後の1本です。
スズメダイ
2本目「岬下」
まずは小舟のほうがアンカリング。
そのあと、少し離れた位置で私たちの船もアンカリング。
船長に聞いたところ、「今年は悪い潮が入ってきてこの辺のサザエが全滅だった」そうでもう網を入れていないそうです。
エントリーすると砂地に藻が生えていてグリーンなカンジ。
そこから根のあるほうに。
小岩から徐々に大きな岩へ、ブロックを組み合わせたような風景。
アジ、スズメダイの群が岩のあいだをくぐり抜けるように右往左往。
私たちも岩のあいだを抜けていくには、良い中性浮力の練習になります。
窒素抜きの要素が強いからか、ほぼ水深は5m前後をキープ。
残圧100barほど残してエキジット。
ボートに上がる際、背中に力が入らないのでつい、はしごに寄りかかったら、支柱がグニャ。
その勢いで水面にバッシャッ、落っこちました。
あとで社長から「教育的指導」と言われてしまいましたm(_ _)m。
DSに戻って器材を干してシャワーを借りて塩を落とし、お待ちかねのお昼ご飯です。
いつもいつも豪勢な料理、ありがとうございます。
しかしながら、どんだけ食べても減らない、ほとんど残してしまってスミマセンm(_ _)m。
お腹がいっぱいになれば転寝──そよ風が心地よい──。
お世話になった野津さんにお礼を言って帰途へ。
今年も島根ツアーはくいだおれツアーとなりました。

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