島根ツアー

2009年 8/9-10 

参加者:ひではる、タロー、きいちゃん、ギャンブラー

関西もようやく梅雨明けして気温も真夏と言えるほどに晴れが照りだしてきました。
電話で確認したところ、日本海側は、というと全然晴れた日がないそうです。
「安心して下さい、いつも頭の中も晴れ男を連れて行きますから、当然晴れるでしょう。」
週間天気予報も晴れだったはずが............。

今回、現地のお客さんと同船するということで早めの出発。日が変わってまもなくの起床、集合していざ島根へ。現地に近付くにしたがってなにやら雲がどんよりたち込めてかすかながら小雨がチラホラ。このときはまだ「これからスコッーンと晴れてきますから」と強がりをはっていたギャンブラーでした。
少し早めに着いたのでお店の2階で仮眠をとらせてもらいました。
集合時間には見覚えのある島根のお客さんが続々と集合、車で港まで移動しました。港では消波ブロック(今年はテトラじゃなくシーロックでした)の製造が行なわれており間近で見るとそのスケールの大きさに見とれてしまいます。
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こいのぼり状態
こいのぼり状態
1本目「さなぐり」
どんより垂れ込めた雲に「今日も晴れなかった」という声があちらこちらから。
ポイントに到着。
流れを見るため錘を垂らしてみるともピーンと斜めに落ちていきます。
流れてるんですが、今回ベテランばかりということでエントリー決定!!
アンカーロープ近くの船首から一人ずつエントリー、船から流してるカレントラインは数珠なりです。
私も最後にエントリーしてそのまま斜めに潜降使用とヘッドファーストするも急流のため敢え無く挫折、
斜めに張っているアンカーラインまで浮上してラインを手繰り寄せながら潜降── 脚力の衰えを自覚した瞬間でした ──。
さなぐりの大きな根が一望できるほどの── ここまで抜けている、さなぐりは初めてです。 ──
根に下り立つと多少のうねりはあるものの中層の流れはなくゆっくりと泳ぎながらさなぐりの先端へ。
するとそこはパノラマ画のごとくスズメダイ、イサキが群泳するなかをハマチの群れがドンドンつっこんでいきます。
しばしそこを観賞したあと、流れに身をまかせて根の中央部へ。
まるで大相撲の優勝力士が持ち上げて記念撮影するぐらいのマダイが休憩するかのようにじっとしていて私たちダイバーに無頓着な様子です。すると小粒(80cmほど)ながらエチゼンクラゲが傘を真上にして泳いでます。接近はできなかったですが、小ぶりなぶんキレイなカタチをしていました。
このあとはしばし撮影大会をして安全停止のために水深5m付近に浮上するともう激流 ── アンカーロープを両手で持たないことにはじっとしていられないほど ──にみなこいのぼり状態。エキジットのためロープを持つ手を緩めると一気にボートまで連れて行ってくれました。これこそ、さなぐりというダイビングになりました。
かき氷大会
2本目「ミゲゼ」
1本目が"動"だとすると2本目は"静"。
エントリーして根に下り立つとスズメダイの群れが浮かんでる、といったカンジです。
けっこう1本目で体力を使った感があるのでのんびりと移動しながらマクロな海を楽しみました。メバルたちが頭を上にして立ち泳ぎならぬホバリングしてる光景がよく眼につきました。そのあと器材を洗ってショップに戻り恒例の豪勢な昼食とこのごろはその日目掛けて来てるんじゃないかと思われそうな、カキ氷をいただきました。
このあと店の2階で仮眠をとらせていただいて宿のほうへ移動。
お風呂を順に入ってるすきに私は泊まりの時の特権、ビールを1,2杯と頂きました。
── ダイビングを終えて最初に頂くこの1杯があるからダイビング止められないんですよねぇ。 ──
このあと、島根ツアーでは欠かせない、夕食です。
全員で乾杯のあと、時間をかけてたっぷりと頂きましたが、毎年そうですが島根ツアーにまことの参加ない今ここの食事を完食した人はいません。
おかみさんには悪くって。ギャンブラーはいつになく食べたせいで腹いっぱいで動けない身体になりました。
ミヤコウミウシ
ミヤコウミウシ
2日目も相変わらずの天気です。
今回、新しいポイントということで多古と違う港へ。
今日は地元の人らが初心者が多いということでこちらになりました。
島根半島の東側、親潮の陰に位置するだけあって大人しめの海です。
ボートもうんと小さくなって6名程度乗船すれば満杯というぐらい。ボートの前に2名、後ろに2名で乗船。ほとんど波がないのですが水面が近いせいか目線からは波が大きく見えます。
いくつものブイがあり養殖や定置網の間を抜けながらポイントへ。
かわいらしいアンカーを打ってエントリー。
そこはスズメダイたちの宝庫、というぐらいに群れてます。
イワシの群れも時々通っていて魚を見たりないってことはないです。
ホンダワラをまるでハンモックさながらに寝そべっているカサゴたちをよく見かけました。
のんびりとしたダイビングとなりました。
ダイビングを終えてから薄日が射しかかりお店に帰るころには晴れが燦々とふりそそいで器材を乾かすにはちょうどよかったです。
お店に戻りお昼ご飯です。
たらふく食べさせていただきました。
帰るころになって眼鏡を忘れたことに気づき宿に取りに行くというハプニングがあり帰るのが遅れてしまいました(><)。
「来年も宜しくお願いします」と挨拶をして帰途へ。
帰りの高速道路はえげつない雨の中のドライブとなりました。
翌日のニュースを見てビックリ!
ちょうど佐用を通ったころに激しい雨が降ってましたが、そのあとにすぐに「通行止」になったようです。
事故なく帰れたのが何よりでした。
毎年のことですが、食の島根、ダイナミックポイント・さなぐりは健在です。

関連リンク:サンランド
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