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三種の神器!漂流時の必須3アイム(呼び笛・シグナルフロート・シグナルミラー)

三種の神器ダイビングで漂流事故はなるべく避けたいものです。
しかし、そうは言っても、いつなんどき自分がそういった目に遭うかはわかりません。
そこで漂流事故に遭ったとしても救助されるためのグッズを携帯しておきましょう。
それが今回紹介する漂流三種の神器です。
1.呼び笛もしくはダイブホーン
2.シグナルフロート
3. シグナルミラー
 
呼び笛は、通常BCDを持っている方なら、持っているもの──インフレーターの蛇腹ホースに取り付けてあります。
漂流事故で救出された事例に漂流していたダイバーが、笛を吹いて近くの釣り客に応援を要請して海上保安庁に通報され救出された事案があります。
周辺に音を鳴らして気づいてもらうのは有効です。
写真のダイブアラートは、タンクのエアを使って鳴らした音響は約3Kmほど届くほど(現在販売されているダイブアラートプラスV2は約1.3Km)。
 
シグナルフロートは今やドリフトダイビングが特別ではなくなった時代にあってマスト。
PADIではオープンウォーターダイバー講習の海洋実習にてシグナルフロートの使い方を指導しているほど。

私の体験談ですが、モルジブ・アリ環礁のドーンティラでカメを二人でビデオで追っかけてるうちに気がつくと二人以外に周りに誰もいなくなってしまっていて、エアーもあまり残っていなっかたので浮上することにしました。
浮上してみると如何せんドリフトだったので、ボートははるか向こうのほうにちっちゃく見えました。
で、ボートに発見してもらうためにもう一人の人が、ダイブアラート、そして私が、シグナルフロートをたまたま持っていたので、それらを使ってボートに発見してもらい助かりました。
それで、ボートに戻ってから、ボートに乗っていた人に聞いてみると、「ダイブアラート(3kmまで音が届く)の音は聞こえたけどもどっちの方角か判らなったが、シグナルフロートは発見できた。」ということでした。
 

あとはミラーです。
こちらは、DANジャパンのセミナーの際、海上保安庁の講師の方からのお話で。
「漂流事故の捜索は巡視艇からの目視とヘリコプターの空中からの目視でおこないます。
特に空中からの目視の場合、日中であれば、ミラーが一番有効です。」
レーダー付きのシグナルフロートはレーダーを搭載した船からの捜索には役立ちますが、ヘリからは専ら目視なので、太陽光を利用したミラーの反射が見つけやすいそうです。
シグナルミラーは最近は登山の際にも必須アイテムになっているほどなので、大海原のダイバーを見つけるのに一番役立ちます。
 
この三種の神器をBCのポケットもしくはメッシュポーチに忍ばせておきましょう。